短期留学レポート~【前編】ドイツ・シャルケ、ボルシアMG観戦編~

《氏名》 堀口大輝
《年齢》 22歳(大学4年生)
《渡航先》 ドイツ
《滞在期間》 1か月

僕の勤め先は商社なのですが、将来的にサッカーの仕事へ就きたいと考えている為、
就職前にどうしてもヨーロッパで本場の雰囲気を味わいたいと思っていました。
そしてこのプログラムに応募し、将来に役立つ様々な経験をさせてもらいました。
まず、自分自身ドイツ8部のクラブで練習参加させてもらい、W杯優勝国の神髄を肌で感じ、サッカーが各地域に文化として根付いていると実感させられました。
また、オランダリーグのクラブを視察させてもらい、他の観戦ツアー等では入れないような所まで見ることができ、クラブの内側を学ぶことができました。
もちろん、ドイツブンデスリーガを何試合も観戦し、興奮した映像は今でも鮮明に思い出せます。
なにより、印象に残った体験はプロを目指す選手達と一緒に生活できたことです。
同世代の日本人達が夢に向かって努力する姿を共に生活し、まざまざと見せつけられました。
それは、サッカーとか関係なく、誰にとっても勉強になる非常に有意義な時間でした。
短い期間でしたが、一生の仲間になったと思います。
社会人生活の中でも有給休暇を取得し、是非また海外に行きたいと思っています。

《日程詳細》

1日目:ドイツへ移動
21時20分の便で日本を出発。不安を感じながらも乗り換え地のアブダビへ到着。
早速トランジット方法が分からず、パニックになってしまいそうになったが、職員の方に助けられなんとかドイツへ。しかし、入国審査でパスポートに顔が判断されず、怪しまれる展開に。踏んだり蹴ったりだったが、やっと憧れの地へ入国できた。

2日目:アカデミー指導、社会人練習参加
昼はオランダリーグのVVVコーチによる小学校低学年のアカデミーアシスタントを務めた。
チームのコンセプトは「個人技」。個がなければ世界で通用しないので、シッカリその部分を磨いていた。また、夜はリンクスという8部のチームに練習参加。テクニックに関しては大したことないと思ったが、なにより身体がでかい。まさにドイツを強く感じた。

3日目:オフ
チームの予定がなかったので、宿泊先で一緒に寝泊まりしているプロを目指している選手とサッカーに対して色々と語り合い、そこでトップを目指す人メンタルを見せつけられた。
パスを繋ぐことよりも結果を優先した方が良いと。とにかく個人技を鍛えるのが異国で上り詰める唯一のコースだと教えてもらった。

4日目:ミーティング参加
コーディネートをして頂いてる方のサッカービジネスのミーティングに同席させてもらった。
将来的にサッカービジネスには興味を持っているのだが、給料も安く、休みも不定期で甘くないと教わった。ただ夢があるのが素晴らしいと。そしてアンテナを張る必要性がある。発展途上国や伸びしろのある国の選手をチェックしたり差別化が大事。

5日目:ミーティング参加
今日もコーディネートをして頂いてる方のサッカービジネスのミーティングに同席させてもらう。内容は契約しているスポーツメーカーとチームのウェアについてサンプルの確認。また4部リーグへの移籍交渉。初めて移籍交渉を目の当たりしたのだが、押し引きの駆け引きが重要なんだと思い知らされた。

6日目:社会人リーグ試合視察
練習参加しているリンクスの試合を視察。両チームとも足元の技術の粗さが目立った。8部ぐらいの環境だと芝生のコートも長くボコボコしていたりする。そこを埋めるのはコミュニケーションだと思った。特に海外でプレーするにも、ビジネスするにも英語は必須なんだと強く感じた。帰国したら絶対に英語を勉強しようと誓った。

7日目:アルトシュタット観光、自主トレ
デュッセルドルフ旧市街を観光し、ドイツの歴史を感じた。また午後からは、ブンデス昇格を目指す日本人選手達と自主トレ。鳥かごからの2対2という簡単なメニューだったが、他の人達の短時間での集中の仕方が半端ではなかった。短い時間でパフォーマンスを発揮することを求められる毎日だと自主トレでも違うんだなと感心させられた。

8日目:「1FCケルンU-16 vs ボルシアMGU-16」試合観戦
今日はケルン体育大学の授業を受けさせてもらい、午後からは中学3年生の試合観戦。
ケルンは中央では簡単にパスを繋ぎ、サイドを走らせるシンプルなスタイルだが、正確な
プレーが印象的で恐らく僕が入ったら通用しないのではと感じた。技術でダメならサッカー
IQを高めて勝負すればチャンスがあると思った。

9日目:社会人チーム練習参加
新しいクラブでの練習参加となった。宿泊地であるビュットゲンの8部に所属するクラブだ。
このチームのコンセプトは「パスサッカー」個人技のメニューはあまりなく、2対2や鳥かご、
2タッチゲームなど細かく繋ぐことを意識させられた。ただ選手の質はそこまで高くなく、
問題なくプレーできたことで、自分の自信へと繋がった。

10日目:1FCケルン練習見学
トップチームのトレーニングを見学。ブンデスリーガの激しさ、プロの雰囲気を目の当たりにしたことで、自らのモチベーションがとても上がってきた。海外選手に混ざる大迫選手や長澤選手を見て、同じ日本人選手として誇りに思った。更に長澤選手とは少し話をさせてもらったが、ファンサービスなどプロの振る舞いが素晴らしく、一気にファンになった。

11日目:ミーティング参加、社会人チーム練習参加
昼までゆっくり過ごしてからコーディネーターの方と食事へ。選手には寿命があるので、どこまでできるか判断する見極めがマネジメント側としての難しさ。選手の目標から逆算して予想しなければいけないらしい。またビジネスアイデアはふとした瞬間に思いつくらしいので、自分も帰国したらその部分を意識して生活しようと決めた。

12日目:オランダ2部リーグVVVとのミーティング参加
コーディネーターの方がVVVアカデミー監督と藤田俊哉さんとのミーティングをするので同席。例えばエージェントをするにはこのような有名な人とのコネクション、人脈がないと難しいと感じた。自分にはコネも経歴ももない。だったら他の部分で勝負するしかない。自分は別ジャンルのコミュニティが多いからそこを活用すれば面白い何かを仕掛けられるのでは。

13日目:ブンデスリーガ「シャルケ vs マインツ」試合観戦
ステフェンスアリーナへ内田選手と岡崎選手の試合を観戦しに行く。欧州でもトップクラスのスタジアムに61,000人の大観衆。そして合計5ゴールに日本人は共にフル出場。文句のつけようがない一日だった。こんな光景が日本でJリーグで観られるのはいつになるのだろう。その一端を自分も担っていければこんな幸せなことはない。

14日目:女子サッカー試合観戦、社会人チーム試合観戦
朝は女子サッカー、午後からは日本人が出場している試合を観戦。女子はフィジカルにものを言わせたサッカー。なでしこの選手たちの方が数倍上手いと思った。そして5部所属のニーベンハイムの試合で驚いたのはスタジアム。手入れが行き届いた芝生に、施設にはバー等もある。ここでもサッカー文化が感じられた。

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